近況

決済システムで使う法人管理システムを microservices で開発している。かれこれ半年以上開発は続いており、運用も始まっている。

Y Comibnator の Startup School を修了した。 英語でメンタリングを通したりひとつのアイデアについて 10 weeks 考え続ける、強制力の下でワークする経験が持てたのが良かった。 メンタリングは異なるレベル感、ビジネスアイデアを抱えた 5,6 人が集まってそれぞれの進捗を相互に語るカオスなもので、意見を貰うことよりもメンターや起業家を前に自分の進捗をピッチ的にアウトプットするというのが何よりも価値があった。 大事なのはやること、続けることで、何かを産みたいならまず走れというのを肌で学んだ。

ビジネス的には地域の空き家や過疎を活用して一人複数拠点を使う社会に - それからの pivot で発達したスタートアップや IT のサービス運用ノウハウを関係人口の育成に持ち込む、地方とそこに興味や関係を持つファンを作り結ぶ、地方と関係人口のための Facebook 的なプラットフォームコンテンツ案を育てていた。 ピッチの中で広すぎることに気づき絞って絞って某長野のある村の為のプラットフォームからスタートしようとした。上手く行けば、それを横展開する。 結果的に取り付くポイントが無く放置してしまっている。 地方は地方で上手く行っている人が居り、人間関係やビジネス構造なりが既に動いている。大体がその地方にゆかりがありストーリーと愛情、モチベーションが明確で中途半端な気持ちで近づけない感があった。まず普通に移り住めよくらいのプレッシャーで、副業でできるものではない。

執念、執着あるもの、なぜそれをやるのかをアイデアや理想論でなく内面や過去のストーリーから引けるもの - ということでテーマから改めて考え直している。

技術的変遷

技術スタック:

  • microservices
    • Kubernetes, docker
    • CI: CircleCI 2.0
    • CD: Spinnaker
    • Database: Spanner
    • Monitoring: Datadog, Sentry, Stackdriver
    • Application: gRPC, Go

ツーマンセルのエンジニアのみで編成されたチームでスタートした。 CI, CD のパイプライン構築、e2e テスト, gRPC サーバなど基礎部分の構築からコードも 60% 以上を書き上げた。 堅さを取って layered architecture を採用し各層にテストを入れて coverage も 75% 以上をキープしている。 既に半年以上開発が続いているシステムながら劣化少なく、開発していてストレスも軽い。 Spanner も設計に手慣れ、Interleave や secondary index のメリットデメリットを理解し、データベース特性を理解して性能を引き出せつつある。

そろそろ飽きてきた気持ちもあるが、それだけ microservices 回りの技術に手慣れてきた実感はある。 managed service + microservices 構成だと開発メンバーがインフラまで見るようになってくるので SRE っぽい立ち回りや知識も加わり日々触れる問題もひとつひとつ奥が深くなる。0 -> 1 はやり切って最近は k8s 回りの知識などより運用に即したものが求められるフェーズに移りつつある。

今後とか

無事に春を迎えたい。とりあえず。

個人ネタは日本酒をテーマに何かを始めたい。とっかかりを探し中。